サービスの競合調査|Exploreページを改善する
「探索」というページがあります。
Mintorの中で、知らない人のプロダクトや記事に出会える場所です。
この日は、そのページをより豊かな体験にするための改善を行いました。
トレンドのタグ表示、ランキングUIのリニューアル、新しく参加したクリエイターの紹介セクション。
そして、note・Zenn・Qiita・ココナラ・BOOTHまで、競合サービス6社の調査レポートを作りました。
「発見」の体験を設計する

Exploreページは、Mintorを使い始めたばかりの人が「こんな人がいるんだ」と思える場所であってほしい。
でも改善前は情報が少なかった。
何がトレンドなのか、どんな人が活躍しているのか、わからない。
入り口が静かすぎると、誰も中に入ってこない。
ランキングの見た目を大幅に変えました。
以前の絵文字メダルをアイコンに置き換えて、10位まで表示するコンパクトなリスト型に。
「VIEW ALL」リンクも付けて、その先にも世界が続いていることを伝えるようにしました。
新しく登録してくれたクリエイターを紹介する「NEW CREATORS」セクションも追加しました。
最近3ヶ月以内に登録した、投稿があるユーザーを自動的にピックアップする仕組みです。
賑わいは自然には生まれません。
設計して、作る必要があります。
そしてその設計のヒントを求めて、この日は競合サービスの調査にも時間を使いました。
競合を見ることは、自分を知ること

6社の競合サービスを調べながら、「Mintorは何が違うのか」を改めて考えました。
noteは感情を伝える場所。
Zennは技術を共有する場所。
ココナラはスキルを売買する場所。
それぞれに価値があって、それぞれに独自の文化がある。
共通していたのは、どのサービスも「探す」体験に力を入れていること。
検索バー、タグ、ランキング、ソート——ユーザーが目的のコンテンツに辿り着けるように設計されています。
Mintorは「個人開発者がつながる」場所。
プロダクトも、記事も、Q&Aも、相談も——全部が一人の開発者という人間に紐づいている。
それが他にはないMintorの形だと、競合を見てより確信しました。
理想を描きながらも、足元の修正は待ってくれません。
この日はバグ修正とモバイル対応にも手を入れました。
料金バグも見つけた
この日、もう一つ重要な修正がありました。
相談サービスの料金計算バグです。
30分3,000円のサービスなのに1,500円と表示される。
以前も修正したはずが、別の画面にも同じ古い計算式が残っていたんです。
予約フォーム、日程提案画面、日程変更処理——3箇所を一斉に修正しました。
同じバグが別の場所に潜んでいます。
一つの画面を直しても安心できないということです。
お金に関わる処理は、全箇所を横断的に確認する必要があると痛感しました。
iPhoneからの画像アップロードが失敗する問題も見つけて修正しました。
iPhoneが撮影する写真はHEICという独自の形式で保存されるのですが、Mintorはその形式を受け付けていませんでした。
対応を追加し、画像の圧縮品質も上げて、サムネイルがガビガビにならないようにしました。
圧縮が失敗した場合は元の画像をそのまま使うフォールバックも入れました。
相談サービスの予約フローも、この日に大幅に簡素化しました。
それまでは予約する方法が3つもあって、ユーザーは混乱していたと思います。
一つのモーダル(ポップアップ画面)に統一して、予約が成立したら提供者とクライアントの両方に通知が届くようにしました。
モバイルのUIも同時に修正
この日はモバイル版の修正も同時に進めました。
ハンバーガーメニュー(三本線のメニューボタン)の動作がおかしくなっていたのを直し、記事投稿の導線もモバイルメニューに追加しました。
ユーザーアイコンの表示も全ページで統一しました。
パソコンでは気づかない問題がスマートフォンにはたくさんあります。
ボタンが小さすぎる、メニューが見切れる、タップしにくい。
こういう「持ちながら使う」体験は、実機で触らないとわかりません。
競合を調べるのは、他のサービスを否定するためではありません。
自分の立ち位置を確かめるためです。
一日の中の振り幅

この日やったことを並べてみると、その振り幅の大きさに自分でも驚きます。
競合6社の調査レポート、Exploreページのリニューアル、料金計算バグの修正、iPhoneの画像対応、モバイルメニューの改善、相談サービスの予約フロー簡素化。
大きなビジョンを描いている時間と、1ピクセルのずれを直している時間が交互にやってくる。
個人開発の面白さは、このスケールの切り替えにあるのかもしれません。
6社のサービスを触りながら、「ここには私が作るべきものがある」と思えた感覚が、この日の一番の収穫だったかもしれません。

