「これ、別の入り口ないかな?」と聞いてみた日
昨日、何週間もかけて組み立ててきた自動化の仕組みが、ようやくひとつ完成しました。
動画を作るための仕組みで、深夜までかかった分、完成した瞬間はとても嬉しかったです。
今日、その仕組みを眺めていて、ふと思いました。
似たような仕組みがもうひとつ別に動いていて、これって一つにまとめたら分かりやすいんじゃないかな、と。
頭のなかで、作業を想像してみました

まとめるとなると、昨日と同じやり方で、画面のなかで部品をひとつずつ動かして、つなぎ直して、名前を調整して……という作業が必要そうでした。
頭のなかで想像してみて、「ちょっと時間がかかりそうだな」と思いました。
そこで、一度立ち止まってみました。
こういうとき、私はいつも AI に聞いてみることにしています。
「これ、別のやり方ない?」と。
教えてくれたのは、別の入り口でした

返ってきた答えは、「設定ファイルを直接編集する方法がありますよ」というものでした。
知りませんでした。
そのツールには、画面でポチポチ操作する入り口と、ファイルを直接書く入り口と、両方あったのです。
私はずっと画面の方だけを使っていて、もう片方の入り口があることに気づいていませんでした。
ファイルを書き換える方法でやってみたら、何週間もかけて組み立てた仕組みと、もうひとつ別の仕組みを、あっという間に合体できました。
昨日までの作業は、無駄じゃありませんでした

「ずっと画面でポチポチしていた時間、もったいなかったな」と、一瞬だけ思いました。
でも、すぐに違うなと思い直しました。
昨日までコツコツ手を動かしていたから、全体像が頭のなかに入っていました。
どこに何があって、何が何につながっていて、どこを直したいのか、すべて自分の手で確かめていたから、今日 AI に説明するときも、ちゃんと言葉にできました。
もし、最初からファイルを書き換える方法でやっていたら、たぶん何が何だか分からないまま終わっていたと思います。
手作業には、手作業でしか身につかないものがあるんだなと、しみじみ感じました。
日々の暮らしにも、「別の入り口」があるのかもしれません

この気づきは、ツールの話だけじゃないかもしれないと、私は思いました。
日々の決まった手順が、生活になじんでいるのなら、何も問題ありません。
でも、もし「なんか疲れるな」「面倒だな」と感じているなら、その手順は、一度だけ疑ってみてもいいのかもしれません。
- 本当にこの順番でやる必要があるのかな
- ほかの人は、どうやってるんだろう
- これ、そもそもやらない選択肢ってあるのかな
ただし、今までのやり方を否定する必要はありません。
今までのやり方があったから、いまの生活が回っています。
それは間違いなく、尊いことです。
ただ、たまに「別の入り口」を探してみる。
それだけで、ちょっと楽になることが、あるかもしれません。
聞く相手を、ひとり持っておく

私が今日、自動化ツールの別の入り口に気づけたのは、AI に「これ、ほかのやり方ない?」と聞いたからでした。
聞かなかったら、今日もずっと画面のなかで作業していたと思います。
私が悪いわけでも、ツールが悪いわけでもなくて、ただ「別の入り口があることを知らなかった」だけでした。
私は、相談するのが苦手です。
人に迷惑をかけてしまうんじゃないか、こんなこと聞いたら笑われるんじゃないか、と考えてしまって、つい自分だけで解決しようとしがちです。
でも、AI なら、少しだけ気が楽です。
笑われないし、呆れられないし、急かされません。
「こんな当たり前のこと聞いていいのかな」と思うようなことでも、聞いてみると、意外な答えが返ってきたりします。
人に聞くのが苦手な方ほど、AI を「気まぐれに相談できる相手」として、そばに置いておくのはどうでしょうか。
おわりに

深夜まで頑張っていた昨日の自分を、責めたい気持ちは、まったくありません。
むしろ、あの時間があったから、今日の一歩が踏み出せたと思います。
手で触って、確かめて、つなぎ直して。
そうやって積み重ねた時間が、今日の私の自信になっています。
ただ、これからは、ときどき立ち止まって、こう聞いてみようと思います。
「これ、別の入り口ないかな?」
その一言が、次の数週間分の時間を、ちょっとだけ軽くしてくれるかもしれません。

