自分専用の道具を持つ、ということ
自分だけが使う道具を、コツコツ作っています。
普段は Vivaldi というブラウザを使っています。
もともとタブを縦にまとめて整理する機能が入っているので、それでほぼ困っていません。
困るのは Chrome を使う時だけでした。
Chrome の時は以前、Workona というタブマネージャを使っていました。
プロジェクト単位でタブをまとめて出し入れできる道具です。
あの機能を、自分に必要な分だけ Claude と作りました。
名前は「Sumika(すみか)」にしました。
「タブのすみか」の意味です。
今日、その道具が「デスクトップとノートパソコン、両方で使える」ようになりました。
片方で保存したタブがもう片方に自動でついてくる。
片方で消したら両方から消える。
自分の 2 台のパソコンが、自作の道具でつながったのです。
それは大したことのようで、大したことでもあり

書いてみると、当たり前のことのように見えます。
今どき、クラウドで同期する道具なんて世の中にたくさんある。
Gmail も Dropbox も Google ドライブも、当たり前のように「別の端末で開いても続き」が動きます。
でも、それを 自分で組み立てた 感覚は、また別のものでした。
Google の認証の仕組みが働かなくて、方式を変え直したり。
ちょっとしたフォルダの名前を変えただけで、拡張機能の ID が丸ごと変わって、設定を全部やり直す羽目になったり。
「これで最後」と思って zip にまとめて別 PC に持って行ったら、また別の警告が出て、また調整して。
そういう小さいつまづきを、Claude と一緒に少しずつほどいていって、最後に「あ、繋がった」となった今日でした。
自分だけが使う道具の面白さ

自分だけが使う道具は、他人にとっての完成度を考えなくていいから、自分の使い方に全振りできます。
例えばボタンの並び方一つとっても、「サインアウトはやっぱり左の方がいいかな」「今すぐ同期は目立たせたいから紫のプライマリで」みたいなことを、その場で決められる。
テーマの色は「今日はパステル紫、爽やかにしたい時はミント、夜作業はダーク」と切り替えられるようにしました。
誰かに聞かなくていいし、誰も「それは違う」と言いません。
そのかわり、動かないところも自分で直します。
標準のプロンプト(入力ダイアログ)が Chrome の見た目のままだと、自分のパステル紫のテーマから浮いて見えました。
動くには動きますが、私の中で「これは違う」となる。
全部、自作のインライン入力欄に差し替えました。
動くけどダサいままにしない、というのを、自分だけの道具でも守るようにしています。
使うのが自分だけでも、真面目に作る

大した機能じゃないし、自分にしか売り込まないし、誰にも褒められない。
それでも「使うのが自分だけでも、真面目に作る」というのは、何かのバランスを保つのに大事だなと最近思っています。
自分に対しても「まあこれくらいでいいや」と思ってしまうと、他のことも段々そうなっていく気がします。
逆に、自分だけが使う小さい道具でも、細部までちゃんとやると、他のことにも同じ手つきで向き合えます。
明日も、少しだけ

同期はできましたが、まだ課題はいくつか残っています。
アイコンをもう少し詰めたいし、セットアップのドキュメントも書き直したい。
でも今日はここまで、と決めました。
「持ち出せる自分の道具」ができた、というのは、今日の一区切りとしては十分よく出来た方だと思うので。
コーヒーを淹れ直して、少し外を眺めてから、次のことに移ろうと思います。

