うろ覚えの一言から、半日が動き出した日
Kanae
Independent My life
今日は、自分の作っているアプリの画面を作り直していました。
相談を「出す人」と「申し込む人」、その両方を一つの画面で扱うところです。
最初は、開いた人がどちらかに決まっている前提で作っていました。
サービスを持っている人は提供者。
持っていない人は申し込む人。
そう分けておけば、迷わないだろうと思っていたのです。

でも、作りながら気づきました。
人は、そんなにきれいに分かれていないのです。
たとえば私自身がそうです。
デザインのことなら、人に教えられる。
だから出す側になりたい。
でも、セキュリティのことは詳しくない。
だから誰かに相談したい。
買う側になりたい。
同じ私の中に、両方がいます。
その時の話題によって、立場が入れ替わる。
「私は提供者です」とか「私は相談者です」とか、身分のように固定するものではなかった。
役割じゃなくて、その時の用件なのだと思いました。

最初の設計のように立場を固定してしまうと、相談したい日にも「あなたは提供者でしょう」という顔をされてしまう。
それは、ちょっと邪魔です。
だから、直近にどちらで使っていたかを覚えておいて、次に開いたときはその続きから始まるようにしました。
決めつけずに、その人の今に合わせる。
たったそれだけのことですが、画面の感じがずいぶんやわらかくなった気がします。

これは画面の話ですが、暮らしも同じだなと思いました。
私は、子どもにとっては親で、仕事では作る人で、誰かにとっては相談する人で、別の誰かには頼られる人です。
どれか一つに固定された日は、たぶん息が詰まる。
今日はこっち、明日はあっち、と行き来できるから、なんとかやっていけている。
人を一つの役割に押し込めない。
自分のことも、押し込めない。
画面を直しながら、そんなことを考えていました。