自動化・AI開発

整理する前に、整理する道具を先に作りました

Kanae

夜中の1時を回ったころ、自分のブックマーク帳の中身を一度全部書き出してみたんです。

petapeta というアプリで20個のコレクションを使い分けていて、合計960件のブックマークが入っていました。
「便利ツール・サービス」と「Googleドキュメント(業務)」みたいに、粒度がバラバラのコレクション名が並んでいました。

統合したかったんです。
「業務」っていう1個のコレクションにまとめて、その中を仕切りで小グループ分けしたかった。

順番を逆にしないこと

本当にやりたかったのは「20個を10個に統合する作業」でした。

でも、セクション機能(仕切り)が無い状態でコレクションを統合してしまうと、ただ中身がごちゃ混ぜになるだけです。
見つけにくくなる。

順番を変えました。

まず、仕切りを作れるようにする。
それから、その仕切りに沿って整理する。

これは前にも似たような選択をしたことがあります。
引っ越し前に押し入れの仕切りを買い替えるとか、料理を始める前に調理台を片付けるとか。

整理する前に、整理する道具を整える。

その方が結局速い、と最近よく思います。

Claude に説明できなかった日

実装の途中で、AI のアシスタントに「コレクションとセクションって何が違うんですか?」と聞かれました。

私は本棚の比喩で答えました。
「コレクション=本棚、セクション=本棚の中の仕切り板、サブコレクション(裏側のデータ構造の話)=本を1冊1冊別の保管庫に入れる方式」と。

「わかりづらいな」 と返ってきました。

私が用意した比喩は、自分の頭の中ではきれいに整理されていました。
でも、別の頭にロードすると、別物に変換されていたんです。

最終的に、自分の petapeta のスクリーンショットを送って、画面の中を指差しました。
「これがコレクション、これがカード、ここに仕切りが入るの」

すぐ通じました。

抽象的な比喩より、実際に見えているものを指差す方が早い。

これは大きな学びでした。
仕事でも家庭でも、何かを説明するときに、自分の頭の中の整理を相手に渡そうとしすぎるんです。
相手が見ている画面、相手が持っている物、相手が触っている資料を指差す方が、ずっと早く通じる。

プレースホルダー問題

セクションを追加する画面を作って、入力欄にうっすら表示される「例」の文字を「例: ユニバイト – AppSheet」と書きました。
私の業務先の名前です。

リリース後、確認用のスクリーンショットを送ってもらって、気づきました。
「これ、他の人にも見えるよね?」

プレースホルダーは入力する前に薄く表示されている文字です。
すべての利用者に同じものが表示されます。
自分の業務先の名前を例として置くと、その情報が全員に見えてしまう。

ハッとしました。
書いた瞬間は「分かりやすい例だな」としか思っていませんでした。

「セクション名を入力」に変えました。
未来の自分のために、メモにも残しました。
プレースホルダーは全員に見える。

これも小さいけれど大事な学びです。

道具ができた

実装が終わって、セクションが追加できて、カードがドラッグで仕切りの中に入って、見出しが画面に並びました。

でも、本来やりたかった「20個を10個に統合する作業」は、まだ始まっていません。

朝になって、ちゃんと整理しようと思います。
未整理216件を、新しく作れるようになった仕切りの中に振り分けていきます。

道具ができたら、あとは使うだけ。

ちょっと寄り道のような夜でした。
でも、必要な寄り道でした。
本来やりたかったことに、明日から取りかかります。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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