わからないまま、使えるようになる
夜の10時を過ぎていました。
昨日「3つのAIツールから1つに決められない」と書いたばかりなのに、今日の夜、全部決まってしまいました。
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怖かったはずの箱

きっかけは「Open WebUI」というツールでした。
手元のPCでAIを動かすための、きれいな画面を提供してくれるもの。
試してみたかったのですが、条件に「Docker 必須」と書いてあって、それでずっと避けていました。
Docker。
コンテナ。
仮想化。
聞いたことはあります。
PCの中に小さな箱を作って、その中でプログラムを動かす仕組みらしい、というくらいの理解。
私のPCには、実は Docker がもう入っています。
n8n という別のツールを動かすために、過去の自分が頑張って入れたもの。
でも、動かせるのと、分かっているのとは違います。
n8n は動いているけれど、中で何が起きているかは、正直わかっていません。
だから新しい箱を増やすのが怖かったんです。
知らないものが、また1つ増える。
制御できないものが、もう1つ増える。
そう思うと引っかかりました。
勢いで動かしてみた

今日は、なぜか勢いで走らせてみました。
画面に呪文みたいなコマンドをコピーして、エンターキーを押す。
数分後、ブラウザを開いたら、もう動いていました。
ChatGPT そっくりの、きれいな画面。
しかも日本語。
設定もほとんど要らない。
拍子抜けしました。
あんなに身構えていた Docker の壁は、コマンド1行で越えられてしまったのです。
自分の記事が的中した夜

使ってみたら、今度はエラーが出ました。
メモリが足りない、と。
原因は LM Studio でした。
昨日、3ツール比較の記事で「閉じたつもりで閉じれてない、15GB 食ったまま」と書いた現象。
それが目の前で再現されていました。
32GB あるはずのメモリが 98% 使われていて、LM Studio を正常終了したら 44% に落ちました。
17GB が一気に開放されたのです。
自分の書いたことが、数時間後に自分に降りかかる。
「やっぱりそうだったんだ」という納得と、「書いた意味あったな」という安心が同時に来ました。
LM Studio は、アンインストールすることにしました。
16GBを常時払う価値が、もう見当たらなかったからです。
決まらなかったのに、決まった

昨日、記事の最後に「決めきれない」と書きました。
どのツールを一番に据えるか、自分の中で順位がつかなかったんです。
でも今夜、違う軸で試したら一瞬で決まりました。
「n8n と繋げられるのはどれ?」と聞いたら、Ollama の専用ノードの話が出てきて、Open WebUI で気持ちよく動いて、LM Studio の重さが浮き彫りになって、Jan の独特な挙動もわかりました。
「どれが一番いい?」を問うていた昨日の自分と、「何に使うか」を問うた今日の自分。軸が変わったら、ツールが決まりました。
これはツールだけの話じゃないと思います。
洋服を選ぶときも、仕事を選ぶときも、人生で迷うときも。
「一番」を探している間は、きっとずっと迷ったままなんです。
分かっていないのに、動いている

今日、一番のびっくりは、技術の話じゃありませんでした。
「Docker、よくわからない」と思っていた自分が、実はもう毎日 Docker を使っていたこと。
n8n を動かすために、何ヶ月も前から Docker は私のPCで働いていました。
意識してなかっただけで、もう乗り越えていたのです。
新しい箱を追加するのも、気づいたら終わっていました。
「分かっていない」ことと「使えない」ことは、別物なんですね。
分かっていないのに、ちゃんと動いている。
十分です。
全部理解してから、なんてしなくていい

昔の私なら、Docker を徹底的に勉強してから Open WebUI を入れようとしたと思います。
そして、そのほとんどの時間を「理解しようとして止まる」ことに使って、結局使わないまま終わっていた気がします。
今日の私は、先に手を動かしました。
動かしてから、「あ、こうなるんだ」と少しずつ分かっていきました。
分かってから動くじゃなくて、動きながら分かる。
ツールとの付き合いも、生き方も、これで十分な気がしています。
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わからないまま、使えている。
その距離感のまま、今日は寝ようと思います。

