自動化・AI開発

壊していい場所を、別に作る

Kanae

今日は一日かけて、自分の開発の「土台」を作り直していました。

作っているアプリには、もう実際に使ってくれている人がいます。
そのデータが入っている場所に、私はこれまで、テストのつもりで色々なものを投げていました。
動くかどうか試すための操作を、本物のデータの上で直接やっていたのです。

通らないことが続いて、ようやく気づきました。
試す場所と、本物の場所が、同じだったのだと。

大事なものの上で、試したくない

大事なものの上で、試したくない

そこで今日やったのは、テスト用の場所を、本物とは別に作ることでした。

自分のパソコンの中だけで完結する、コピーのような場所。
そこなら、何を壊しても、間違えても、誰のデータも傷つきません。
思い切り失敗できる場所を、わざわざ一つ用意した、ということです。

作業の途中で、これは仕事だけの話ではないかもしれない、と思いました。

大事なものほど、その上で直接試したくない。
本番でいきなりやって失敗するのが怖いから、私たちは予行演習をしたり、下書きを重ねたりします。
料理だって、お客さんに出す前に一度作ってみる。
子どもに何かを教えるときも、いきなり本番ではなく、まず自分でやってみせる。

失敗していい場所を持っているかどうかで、本物の場所での落ち着きが変わる気がします。

守りながら、思い切り試す

守りながら、思い切り試す

切り離す前の私は、たぶんどこかでびくびくしていました。

本物のデータの上で動かしているのだから、変なことをしたら誰かに迷惑がかかるかもしれない。
その緊張が、ずっと薄く張りついていた気がします。
だから思い切ったことができなかった。

別の場所を作ってからは、少し気が楽になりました。
ここでなら、いくら壊しても大丈夫。
壊して、直して、また壊して。
本物に触れないまま、最後まで通すことができました。

守ることと、思い切りやることは、両立しないように見えて、実は同じ準備から生まれるのかもしれません。
守る場所をきちんと分けたからこそ、もう片方では遠慮なく試せる。

遠回りが、土台だった

遠回りが、土台だった

正直に言えば、今日やりたかったのは、もっと小さなことでした。

ひとつの機能が最後まで動くかを見たかっただけ。
それなのに、気づけば土台そのものを作り直していました。
遠回りをしたような一日です。

でも、終わってみると、これがいちばん必要だったのだと思います。
急いで本番でやっていたら、いつかどこかで、取り返しのつかない壊し方をしていたかもしれません。

壊していい場所を、別に作る。

たぶんこの先も、私はこのやり方を続けていく気がします。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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