自動化・AI開発

知っている道は、案内にならない

Kanae

週末から始める小さな企画の、案内ページを最終チェックしていました。

「参加したい人は、教えてください」と書いたすぐ下に、教えるためのボタンがありませんでした。

公開前に、AI が指摘した

公開前に、AI が指摘した

今度の日曜日から、AIでアプリを作ったことがない人と、2週間だけ一緒に小さいものを作ってみる企画を始めます。
今回が初めての試みなので、人数は5人ほど。
手探りで進める、小さな企画です。

初めての人に向けた企画なので、案内ページも用意していました。
どんな内容か、どう進めるか、どんな人に来てほしいか。
1枚で見られるページです。

ページ自体は、きれいにできていたんです。
夏らしい色で、絵も入っていて、何度も見返しました。
それでも、いちばん大事な「参加の入口」が抜けていることに、私は気づけませんでした。

公開前にAIに点検を頼んで、はじめて指摘されました。
ボタンはあるのに、行き先が全部ちがう場所だったんです。

私はもう、初めての人の目を持っていなかった

私はもう、初めての人の目を持っていなかった

どうして見えなかったんだろう、と考えました。

答えは単純で、私が参加の仕方を知っているからでした。
どこで手を挙げて、そのあとどこでやり取りするか、ぜんぶ頭に入っている。
だから何度見返しても、「ちゃんと書けているか」しか確かめていなくて、「初めて来た人がここから動けるか」を確かめていませんでした。

知っている道は、案内にならないんだと思いました。

自分の家までの道を人に説明しようとして、目印にしていたものが相手には見えていなかった、みたいなことです。
私にとっては当たり前すぎて、説明する対象にすら入っていない。
抜けていたのは、ページのいちばん大事な場所でした。

毎日AIと何かを作るようになって、1年になります。
便利になった分、最初の頃にどこで戸惑ったのか、少しずつ思い出せなくなっています。
初めての人のための企画を作りながら、私はもう、初めての人の目を持っていない。
そのことを、ボタンひとつに教えられました。

地図は、一緒に描けばいい

地図は、一緒に描けばいい

だから企画のほうは、私が説明を尽くす形にはしていません。

やってみて、詰まったら聞いてもらう。
その「どこで詰まったか」は、私にはもう見えないものだから、教えてもらうしかないんです。
そしてそれは、次に来る人のための案内図になります。

案内する側が全部知っている必要はなくて、先に歩いた人と、いま歩いている人で、地図は一緒に描けばいい。
そう考えると、参加ボタンの付け忘れも、企画が始まる前に「初めての人の目」をひとつ借りられた、ということなのかもしれません。
今回はそれがAIの目だった、というだけで。

開始まであと4日。
ボタンの行き先を直しながら、そんなことを考えていました。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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