色が揃っただけで、道具が「自分のもの」になる
petapetaというブックマーク管理ツールを作っています。
Webで開いて使うのと、Chromeの拡張機能からサッと使うのと、二つの入り口があります。
Webの方には、4つのテーマを用意していました。
ピンクのほんわか、パステルのゆめかわ、グリーンのミント、それから夜空みたいなギャラクシー。
でも、Chrome拡張の方はずっとピンク一色のままでした。
Webの方をギャラクシーにしていても、拡張を開くとピンク。
些細なことなんです。
機能は同じだし、使えなくなるわけでもない。
Web と拡張で、色が揃っていなかった

でも、毎回ちょっとだけ「あ、違う」と思っていました。
30 箇所のピンクを、変数に置き換えた

今日、拡張にもテーマを入れました。
小さな丸いボタンを押すと4色のドットが出てきて、好きな色を選べます。
選んだテーマはクラウドに保存されるので、Webで変えたら拡張にも反映される。
逆もまた然り。
作業としては、ピンク色がべた書きされていた30箇所くらいを、ひとつひとつ変数に置き換えていく、という地道なものでした。
全部終わって、ギャラクシーで拡張を開いた瞬間。
暗い紫の画面が出てきて、「あ、揃った」と思いました。
色が同じになっただけ。
本当にそれだけなんです。
でもその瞬間、このツールが少しだけ「よそのもの」から「自分のもの」に近づいた気がしました。
自分で作っているのに「よそのもの」というのは変かもしれません。
でも、ちぐはぐなところがあると、どこか他人事みたいに感じてしまう。
揃っていると、自然に手が伸びる。
道具の使い心地って、機能だけじゃなくて、こういう「揃っている感じ」にも左右されるのかもしれません。
色が揃った瞬間、「自分のもの」になった

でも、実はこの話には続きがあります。
揃ったと思った直後に、また色がずれていることに気づきました。
Web版はギャラクシーなのに、拡張を開くとミント。
さっき自分で同期の仕組みを作ったばかりなのに。
原因は単純でした。
同期の仕組みを作る「前」に設定したテーマが、クラウドに保存されていなかったんです。
新しい仕組みは「これから」の変更しか拾ってくれない。
「これまで」のことは知らない。
揃えるは、一回じゃ終わらない

3行のコードを足して解決しました。
クラウドにテーマがなかったら、今使っているテーマをアップロードする。
それだけのことでした。
新しいものを作ると、つい「これからどう動くか」ばかり考えてしまいます。
でも、「今あるもの」が新しい流れに乗れているかどうかを忘れると、すぐにちぐはぐが戻ってくる。
揃えるって、一回やったら終わりじゃないんだな、と思いました。

