動いてるように見える、を疑った日
今日、自分が運営しているサービスのバグの真因が分かりました。
しかも7ヶ月、ずっと続いていたバグでした。
サービス自体は表面的にはちゃんと動いていました。
私自身、毎日触っていてもエラーは出ませんでした。
でも、見えないところで、いくつかの自動処理がずっと静かに失敗していました。

応急処置で「直った」と思っていた
最初に異変に気づいたのは5月の頭でした。
通知系の動作がおかしいことに気づいて、4時間調べました。
原因らしきものは見つけたけれど、応急処置で値を入れ直して、一旦動いたので「直った」と思っていました。
それから1週間も経たないうちに、同じ症状がまた起きました。
今度は別の方面から発覚しました。
私は「これは応急処置じゃダメだ」と判断しました。
今度は構造そのものを変えました。
値が抜けない仕組みに移行しました。
ここで私はまた「直った」と思って次の作業に進もうとしました。

「いつから?」が、引っかかった
ふと、引っかかりました。
「この問題、いつからあったのかな?」
「いつから」を確認しないと、それが最近壊れたものなのか、ずっと壊れていたものなのか分からない。
Git の履歴を遡ったら、問題の設定は 2025年10月4日から書かれていました。
今のホスティング先に移行した日でした。
つまり、7ヶ月前。
そこから今日まで、私のサービスはデプロイのたびに、ある設定値が空っぽに上書きされ続けていました。
私はその間、たくさんの作業をしました。
新機能を実装したり、デザインを改善したり、Notion ガイドを書いたり、note を書いたり。
表向き、サービスは育っていました。
でも、その内側で、一部の機能はずっと止まっていた。
「動いてるように見える」と「本当に動いてる」は、こんなにも違う。

修正の後に残った問い
修正は完了しました。
もう同じ罠は踏みません。
Cloud 側の構造を変えました。
さらに、設定ファイル自体も書き直して、二度と空文字で上書きされない形にしました。
ただ、今回のことで一つはっきりしたことがあります。
ユーザーから「動かない」と報告が来るまで、自分のサービスの状態を、自分は知らない。
そんなことが普通になっていました。

自分で見守る時間をつくる
これから、習慣を変えようと思います。
サービスを「作る」「テストする」「動いた」で終わらせない。
自分で観察する時間を、定期的に作る。
通知が届くか、cron が動いたログがあるか、エラーが集まる場所があるか。
誰かに教えてもらう前に、自分が気づける仕組みを持つ。
サービスは、作って終わりじゃありませんでした。
毎日少しずつ、見守ること。
それも、運営者の仕事の一部だと、今日気づきました。
7ヶ月の間、何も気づかなかった自分を責めても仕方ないので、ここから新しいスタートです。
「動いてるように見える」を、信じすぎない。
明日からは、もう一段、目を凝らしてみようと思います。

