自動化・AI開発

過去の自分が書いた言葉に、今の自分が助けられた夜のこと

Kanae

深夜、パソコンの前に座って、Bot の続きを作っていました。

ノアという名前の、記事を管理してくれる Bot です。
今夜は、SNS 投稿用の短文を自動で作る機能を追加していました。

「SNS、わからない」

「SNS、わからない」

設計の途中で、私は正直に言いました。

「SNS ってよくわかってないんだよね。
ドキドキで止まっちゃう」

note は5ヶ月くらい書き続けて、もう慣れました。
でも X や Threads や Instagram は、今でも、毎回、一歩目が重いんです。

「こんなこと書いていいのかな?」
「何書いたらいいんだろう?」

この2つが、頭の中で回ります。

知らないだけだったんです

知らないだけだったんです

自分で言ってから、気づきました。

note で同じ壁を乗り越えた経験があります。
最初は「こんなこと書いていいのかな」でした。
でも何度か書いていくうちに、自分の中に「これは書いていい」「これは書かない」の基準ができて、書くのが怖くなくなりました。

SNS のドキドキも、多分同じです。
性格の問題じゃなくて、情報がないだけ

書いたらいいことを知らない。
書いていい範囲を知らない。
その2つが揃うと、動けなくなります。
知ってしまえば、進めます。

実装より先に「地図」を書きました

実装より先に「地図」を書きました

普段なら、すぐコードを書き始めます。
でも今回は、実装の前に 「書き方の地図」 を作ることにしました。

WRITING_GUIDE.md という、自分用の記事執筆ガイドがあります。
そこに「SNS 媒体」のセクションを丸ごと書き足すことにしたんです。

書く内容は、たとえばこんな感じ:

  • 4つの投稿パターン(告知 / 抜粋 / 裏話 / 観察)
  • 各パターンの「形」「例文」「禁止語句」
  • 媒体ごとの文字数・ハッシュタグ
  • 「何作ったらいいか」の画像テンプレ
  • 心理ハードルを下げる工夫

全部で 300 行くらい。
1時間以上かかりました。

書きながら、自分でも「ああ、こう整理したら分かりやすいのか」と気づきました。ガイドを書く作業そのものが、自分の情報欠落を埋める作業だったんです。

ガイドがそのまま Bot の頭脳になった

ガイドがそのまま Bot の頭脳になった

ガイドが完成して、いよいよ Bot の実装に入りました。

AI に「こう書いて」と指示するプロンプトを作る段階で、ハッとしました。
書くことがない

さっき WRITING_GUIDE に書いたばかりの内容を、そのままプロンプトに貼り付けたら、それで終わりだったんです。
形も、例文も、禁止語句も、全部ガイドにありました。

Bot の頭脳は、自分が書いたガイドでした。
プロンプト=ガイドのコピー。
1行も新しいことを書く必要がありませんでした。

動かしたら、震えました

動かしたら、震えました

テスト用に、前に書いた note 記事を Bot に読ませてみました。
「ありそうな話と、本当にあった話」という、AI が私の文章に詳細を捏造していたことに気づいた話です。

Bot が返してきた候補の中に、こんな一文がありました。

「整った嘘より、いびつな本物のほうが、たぶん届きます。」書いてて、自分でハッとした一文。

AIが補ってくれた「ありそうな詳細」を読んだとき、なんだか自分が自分からずれていくと思った。
不器用でも、説明不足でもいい。

画面の前で、少し震えました。

これは、自分の note から、自分の言葉で、新しい文章が作られている感覚でした。
Gemini が勝手に作ったわけじゃありません。
5ヶ月前から書き溜めてきた note の中にあった言葉を、Gemini が新しい形で編み直してくれました。

書いた言葉が、消えないで、別の形で生まれ変わって、また自分の元に戻ってきたような感じでした。

書き溜めていた時間が、未来の自分に渡されていた

書き溜めていた時間が、未来の自分に渡されていた

note を始めた頃は、ただ書きたいから書いていました。

読まれるかどうかも分からないし、伸びる気配もないし、何に繋がるかも分からないけど、なんとなく書きたかったから書いていたんです。

あの時の言葉が、今夜、未来の自分の材料になりました。

SNS で「何を書いたらいいか分からない」と止まりそうになっても、過去の自分がすでに書き溜めていた言葉が、そのまま素材として使えます。
書いた言葉は消えません。
あとで別の形で、自分を助けてくれます。

「今書く」ことに意味があった

「今書く」ことに意味があった

よく、「後でまとめて書こう」と思ってしまいます。
「今は忙しいから、時間ができたら書こう」と。

でも今夜、分かりました。
あの時書いていなかったら、今夜この機能は生まれなかった、と。

書き溜めていたから、素材になりました。
書き溜めていなかったら、Bot は空っぽのまま、何も生み出せません。

「今書く」は、「今の自分のため」だけじゃなくて、「未来の自分のため」でもあったんです。

書いたものは、ちゃんと残る

書いたものは、ちゃんと残る

今日の出来事を振り返っていて、もう一つ気づきました。

書いた言葉は、AI の手本にもなるということです。

ガイドを書く作業は、自分のためだけじゃありませんでした。
AI に「これが自分の声だよ」と教える作業でもありました。
教えた結果、AI はちゃんとその声で新しい文章を作ってくれました。

AI に自分の声を教えるには、先に自分の声を文字にしておく必要があります。
書いておいた言葉が、AI の鏡になります。


深夜の4時。
書いておいた言葉に助けられて、新しい何かが作れた夜でした。

「書いておく」って、あとで何に化けるか分からないけれど、化けた時のために、今も書いておくのが大事なんだと思いました。

過去の自分が書いた言葉が、今の自分を助けてくれる日がくる。
そう思うと、今日のメモも、ただのメモじゃなくなります。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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