いちばん照れくさい人に合わせて、名前を決めました
自分のアプリの中に、去年の秋に作ったきり、ずっと眠っていた機能があります。
ポートフォリオを作る機能でした。
作った当時は必要だと思っていたのに、その後アプリの方向性が変わって、役割が他のページと被ってしまった。
リンクも張られず、誰にも使われず、データはゼロ件のまま。
完全にお蔵入りしていました。
今日、この眠っている機能を「好きな開発者さんを紹介するページ」に作り替えることを決めました。
応援している人が「この人のここがすき」を1枚のページにまとめられる機能です。
捨てるのではなく、役割を変えて生き返らせる。
この判断自体はすんなり決まりました。
「oshi」でも「intro」でも、悪くはない

迷ったのは、名前でした。
正確には、URLです。
この紹介ページには、ひとつずつWebのアドレスがつきます。
そのアドレスに入れる英単語を決める必要がありました。
Claude が最初に提案してきたのは「oshi」でした。
mintor.dev/oshi/なんとか、というアドレスになります。
推しを紹介するページだから、oshi。
かわいいし、何のページか一目でわかるし、Mintorらしい。
正直、悪くないと思いました。
でも、想像してみたんです。
このページを作るのは応援する側の人だけど、アドレスが貼られるのは、紹介された側の場所でもある。
紹介された開発者さんが「紹介してもらえた、うれしい」と思って、自分のSNSのプロフィールにこのリンクを貼る。
そういう流れを作りたい機能です。
いちばん照れくさい人が、貼れるかどうか

そのとき、寡黙な男性の開発者さんが「oshi」と入ったURLを自分のプロフィールに貼るところを想像したら、ちょっとためらう気がしたんです。
うれしいけど、これを貼るのは少し照れくさい、と。
それで「intro」にしました。
introduction、紹介という意味の、そっけない英単語です。
かわいさでは負けます。
でも、URLというのは全員の目に触れる場所です。
作る人だけじゃなく、紹介される人、そのリンクを見かける人。
いちばん照れくさく感じる人が抵抗なく使えるかどうかで、名前は決めた方がいいと思いました。
熱は言葉に置いて、構造は中立に保つ

じゃあ「推し」という言葉を捨てたのかというと、そうではありません。
ボタンや案内文には「推しを紹介しよう」と書くつもりです。
そこは応援したい気持ちの人しか通らない場所だから、熱のある言葉でいい。
でも、URLや内部の名前のような、みんなが通る構造の部分は、そっけないくらい中立にしておく。
熱は言葉で出して、構造は中立に保つ。
決めてしまえば当たり前に見えるのに、決めるまでは見えていませんでした。
AIの提案に「いいね」と返す直前で、使う人の顔が浮かんだのは、ラッキーだったと思います。
自分では使わない機能の名前ほど、こういう想像が要るのかもしれません。
私はこのページを作る側だけど、貼るのは私ではないので。

