ユーザーには何も変わらない作業を、一日やっていました
今日は一日、自作サービスの「掃除」をしていました。
新しい機能を足したわけではありません。
画面の見た目も、できることも、ユーザーから見れば何も変わっていません。
やっていたのは、使われていない古い部品を消したり、誰でも触れてしまう状態になっていた設定を、必要な人だけが触れるように締め直したり、という作業です。
地味です。
本当に地味なんです。
見えない部分ほど、放っておくと溜まる

サービスを作っていると、機能を足すのは楽しい作業です。
形になるし、誰かに見せられるし、反応ももらえます。
でも実際にサービスを長く動かしていると、楽しくない作業のほうがじわじわ効いてきます。
昔作って今は使っていない仕組みが残っていたり、最初に雑に開けておいた入り口が開けっぱなしになっていたり。
一つひとつは小さくて、放っておいても今日は何も起きません。
だから後回しになります。
ただ、後回しにしたものは消えてくれるわけではなくて、見えないところに静かに溜まっていきます。
気づいたときには「これ何だっけ」が増えていて、把握できる範囲がだんだん狭くなる。
今日触ったのは、まさにそういう溜まりでした。
使っていない部品が十数個、必要以上に開いていた入り口が数十か所。
一つずつ「これは本当にもう使っていないか」を確かめて、消していい確証が取れたものだけ消す。
消す前には、戻せるように元の形を控えておく。
同じことを二度やらないために

掃除をしていて思ったのは、「直す」だけだと、また同じところが汚れるということです。
人がやる手作業は、必ずどこかで付け忘れが出ます。
私一人でやっているならなおさらです。
だから今回は、直したあとに「また同じ穴が開いたら自動で気づく仕組み」を一緒に入れました。
次に似たものを足して締め忘れたら、機械が教えてくれる。
これで、私の記憶力に頼らずに済みます。
詰まったところや、消していいかの判断に迷ったところは、Claude Code に実際の状態を見てもらいながら進めました。
分からない部分は聞いて、少しずつ手順にしていく。
一人で抱えていた頃より、こういう地味な作業がずいぶん前に進むようになりました。
誰にも気づかれない仕事

一日かけて、ユーザーには何も変わらない状態を作りました。
なんだか、家の掃除に似ています。
きれいにしても誰かに褒められるわけではないし、やらなくても今日は困らない。
それでも、やっておくと次に動くときに軽い。
把握できている、という安心が手元に残る。
足す仕事だけが前進ではないんだな、と改めて思いました。
減らす仕事、整える仕事も、ちゃんと前に進んでいる。
そう思えた一日でした。

