自動化・AI開発

「半分だけ動かす」を選ぶと、進む

Kanae

深夜、自作の動画エディタに「BGM を複数曲使えるようにしたい」と要望を出しました。

オープニングの曲、本編の曲、エンディングの曲。
1 本の動画の中で、BGM を切り替えたい。
Filmora ではあたりまえの機能ですが、私の自作ツールは「BGM 1 曲固定」でした。

実装の話を進めていったら、ある途中で気づきました。

「これ、2 つの壁がある仕事だ」と。

ひとつは、動画ファイル (.mp4) を作るときの BGM 処理。
これは比較的単純で、Remotion という動画生成ツールが内部でほとんどやってくれるので、私が直す部分は少ない。

もうひとつは、音声ファイル (.mp3) だけを単独で書き出すときの BGM 処理。
こっちは音声処理ツールの ffmpeg を直接呼び出していて、複雑な式を組み立てて処理しないといけない。
BGM が複数になると、その式が一気に複雑になります。

「全部やる」を目指すと、ふたつめの壁で詰まります。
動画は作れるのに、MP3 だけ作れない、という中途半端な状態が続く。

だから、第 1 弾と Phase 2 に最初から分けることにしました。

第 1 弾は、動画ファイルだけ複数 BGM 対応する。
MP3 のときは「複数 BGM 設定だと MP3 化できません、動画ファイルから音声を取り出してください」と説明を出す。

Phase 2 で、MP3 の複数 BGM 対応を本気でやる。

これで、第 1 弾だけでも、私の使い方の 80% は満たせます。
残り 20% の MP3 部分は、頭の冴えてる時間に詰める。

「全部やる」を諦めると、進める

「全部やる」を諦めると、進める

書きながら思いました。

私はずっと「全部やる」を目指す癖がありました。
仕事でも、暮らしでも、何かを始めるなら全部完璧に、と思ってしまう。

でも、それを目指すと、たいていどこかで詰まります。
詰まるところで全体が止まって、結果として何も終わらない。

「完璧の 80%」を最初に目指して、残り 20% は別タスクに切り出す。
これだけで、進み方が変わります。

たとえば、休日に部屋の片付けをするとき。
「全部一気に片付ける」と決めると、たいてい 2 時間で力尽きて中途半端で終わります。

そうじゃなくて、「リビングだけ片付ける、キッチンと寝室は来週にする」と決めると、リビングは 2 時間で完璧に片付く。
来週、また 2 時間でキッチンを片付ける。
3 週で全部の部屋がきれいになる。

「全部一気に」より、「1 個ずつ完成させる」方が、結果として全体が早く完成する。

これ、何度も思い出さないと忘れる教訓です。

「やらないこと」を最初に決める

「やらないこと」を最初に決める

動画エディタの開発でも、暮らしでも、毎日いろんなことをやる中で、「やる」リストはどんどん長くなります。
やりたいこと、やらなきゃいけないこと、やったほうが良いこと。

そのリストを全部やろうとすると、力尽きます。

代わりに、「今日やらないこと」を先に決めると、楽になります。

「今日は MP3 の複数 BGM 対応はやらない」と決めると、動画レンダーの方に集中できる。
「今日は寝室は片付けない」と決めると、リビングに集中できる。
「今日はあの返信はしない」と決めると、目の前の作業に集中できる。

やる範囲を狭めることは、やる質を上げる

何度も書いてきた教訓ですが、それだけ忘れやすい教訓でもあります。

明日も、また「全部やる」と言ってしまう瞬間があるかもしれません。
そのとき、今日のメモを思い出せるように、書き残しておきます。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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