自動化・AI開発

「動かない」と思ったら、触っていない場所を疑ってみる

Kanae

深夜、眠いのに、どうしても手を止められない夜がありました。

動画を作る仕組みを組み立てていて、あと少しで完成というところで、エラーが出ました。
「認証に失敗しました」と書いてあったのですが、何度見直しても、認証の設定は合っているはずでした。

それなのに動かない。

私はその夜、2時間くらい、自分が触っていた画面の中をぐるぐるしました。
設定を変えては戻し、別の方法を試しては戻し、けっきょく何も解決しないまま時間だけが過ぎていきました。

原因は、別の画面にありました

原因は、別の画面にありました

最終的に原因が分かったとき、私は拍子抜けしました。

問題は、私がずっと睨みつけていた画面のなかにはなかったんです。
別のツールの、別の画面の、たったひとつのラジオボタンでした。
そこを「全員」に切り替えたら、一瞬で動きました。

1クリック。
それだけ。

私が2時間かけて探していた答えは、私が一度も開いていなかった画面のなかにありました。

自分の手が届く範囲だけを探してしまう

自分の手が届く範囲だけを探してしまう

これ、仕事の話だけじゃないかもしれません。

たとえば、毎日なにかがうまくいかなくて疲れているとき。
私たちは「もっと頑張らないと」とか「時間の使い方を変えないと」とか、自分の手が届く範囲のなかで答えを探そうとします。

朝早く起きてみたり、タスクを細かく分けてみたり、便利なアプリを入れてみたり。

でも、ほんとうの原因って、けっこう自分の外側にあったりするんですよね。

人間関係だったり、住んでいる場所だったり、仕事の構造そのものだったり。
自分がどれだけ頑張っても解決しないものを、自分のせいにして抱え込んでしまうことがあります。

手が届く範囲を探しているうちは、手が届かない場所にある原因は、永遠に見つからない

今回、画面の外にあった答えにたどり着けたのは、AI に相談していたからでした。
自分ひとりで見ていたら、「認証の設定が悪いに違いない」と思い込んで、ずっとそこを触り続けていたと思います。

要約を信じないで、本文を読むこと

要約を信じないで、本文を読むこと

もうひとつ、気づいたことがあります。

エラーの画面には「認証に失敗しました」と大きく書いてあったのですが、その下に、小さな字で本当の原因が書かれていました。
「ページが見つかりません」と。

私は「認証に失敗しました」の方を信じて動き出してしまいました。
見出しだけ読んで、中身を読まなかった。

これも、日常によくあることかもしれません。

誰かの言葉の表面だけを受け取って、「あの人は私のことを嫌っているんだ」と思い込んでしまったり。
自分の気分の波を「今日はダメな日」とひとことで片付けて、なぜ疲れているのかを見ない、みたいなこと。

ラベルは便利です。
わかりやすくしてくれるから。
でもラベルは要約なので、要約を信じすぎると、本当のことが見えなくなります。

本文を読む時間を、ちゃんと取ったほうがいいのかもしれません。

遠回りは、ムダじゃない

遠回りは、ムダじゃない

結局その夜、予定していたところまでは進みませんでした。
あと少しで完成のはずだったのに、2時間溶かして、まだ完成していません。

悔しいのかと聞かれると、ちょっと微妙です。

たしかに時間は無駄になりました。
でもそのかわり、「動かないときは、自分が触っている場所の外を疑う」という感覚が、自分のなかに残りました。
これから何度も同じような場面に出会ったときに、すこし早く気づけるようになるはずです。

遠回りしたけど、遠回りした分だけ、同じ場所を二度と通らないで済むようになった気がしています。

そう思うと、今日の2時間は、たぶん先の10時間を救ってくれるんじゃないかなと、自分に言い聞かせています。

明日の私へ

明日の私へ

眠い目をこすりながら、この夜のことを書き残しておきます。

動画を作る仕組みは、7合目まで登りました。
あと少しで、私は台本を書くだけで動画が勝手にできあがる世界に住みます。
そこまで来たら、「動画を作る」が「文章を書く」と同じくらい気軽なことになります。

それまで、もう少しです。

今日みたいに遠回りする夜が、まだあるかもしれません。
でも、遠回りするたびに「あ、ここじゃないのかも」と気づける私になっていけば、いつかきっと、短い時間でたどり着けるようになります。

手が届く範囲の外を見ること。
ラベルではなく中身を読むこと。
たぶんこれは、画面のなかの話だけじゃなくて、暮らしそのものにも効くコツなんだと思います。

眠くなってきました。
今日はここまでにします。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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