生き方・わたしの選択

整合が取れたとき、世界が静かになる

Kanae

夜中、画面を閉じる前に、もう一度全部の媒体を確認しました。

開発中の IP プロジェクトの設定が、5 つの場所に分散して書かれていることに気づいたのは、今日の夕方のことでした。

スプレッドシートに 2 種類。
GitHub リポジトリのマークダウンファイル。
思考ログ。
Claude Code が次回のセッションで参照するメモリ。

10 体のキャラクター × 5 媒体 = 50 ヶ所。

設定を 1 箇所変更しても、他の場所が古いまま残っていることが何度もあって、もうどれが正しいのか自分でも分からなくなっていたんです。

整合が取れていない、という気持ち悪さ

整合が取れていない、という気持ち悪さ

たとえばこんな具合でした。

「マチの髪型」。
スプレッドシートには「お団子(シニヨン)」、MD ファイルには「低めお団子(横寄せ)」、画像生成プロンプトには「low side bun」。

似たようなことを言っているけれど、揃っていない。

「マチの服装」。
スプレッドシートには昔のヴィクトリアン高首ドレスの記述が残っていて、MD と画像プロンプトには新しい「コルセットマキシスカート」の記述。

これって、人生でもよくある気がします。

「ちゃんとしてる人」と外で見せている自分と、家で疲れている自分。
SNS に書いたきれいな毎日と、実際の毎日。
誰かに語った夢と、本当に望んでいるもの。

ズレてはいけないわけじゃないんです。
でも、ズレが大きくなりすぎると、自分でもどれが本物か分からなくなる気がしました。

50 ヶ所、順番にチェックする

50 ヶ所、順番にチェックする

Claude Code に「最優先のものから 1 つずつ」と頼みました。

1 つ目: マチのスプレッドシートの髪型欄を「低めお団子(シニヨン)」に修正。
2 つ目: マチのアクセサリー欄を「懐中時計」から「アンティーク調腕時計」に修正。
3 つ目: マチのカラーパレットを新しい衣装に合わせて変更。

地味な作業でした。
1 つ修正するたびに、私が「OK」と返事をして、次に進む。

50 ヶ所全部チェックし終わるのに、深夜から明け方近くまでかかりました。

画期的な新機能を実装したわけでも、新しいキャラを生み出したわけでもありません。
ただ、すでにある情報の辻褄を合わせただけ。

でも終わったとき、不思議な感覚があったんです。
世界が静かになった、というか。

ズレていた 6 ヶ所が揃って、設定が一つの形にまとまった。
あちこちで違うことを言っている状態から、全媒体が同じ方向を向いている状態へ。

整合は、地味な達成

整合は、地味な達成

派手な達成じゃありません。

でも、ここを揃えないと、次に進めない感覚がありました。
ズレが残ったまま画像を生成しても、毎回少しずつ違うキャラが出てくる。
「あれ、この子こんなだったっけ」と私自身が混乱する。

整合を取る作業は、土台を固める作業に似ていると思いました。
家を建てるときの基礎工事みたいな。
表からは見えないけれど、これがないと上に何も乗らない。

自分の中も、たまに 50 ポイントチェック

これは IP プロジェクトの話だけじゃないかもしれません。

自分自身も、いくつかの場所に「私」を出しています。

仕事での私。
家族の中での私。
SNS の私。
内面の私。
健康と向き合っている私。

それぞれで言っていることや見せているものが、少しずつズレていく。
最初は小さなズレだけど、放っておくと、自分でもどれが本物か分からなくなる。

たまに 50 ポイントチェックをしないといけないのかもしれません。

「仕事ではこう言ったけど、本心ではどう思っているか」
「SNS にこう書いたけど、家ではどう過ごしているか」
「健康にこうしていると言ったけど、実際の体調は」

ズレを発見したら、どっちかに合わせる。
矛盾を許容するのも一つの選択だけど、放置しすぎると自分でも分からなくなってしまう気がします。

整合の静けさ

明け方、画面を閉じる前に、もう一度全媒体を確認しました。

10 キャラの設定が、5 媒体すべてで同じ方向を向いている。
小さな満足感がありました。

明日また、何か変えたくなる気がします。
そのときは、また 50 ヶ所を整え直すことになる。

でも今夜は、整合が取れている。
それで十分なんです。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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