自動化・AI開発

作ったあとに、作ったものと向き合う時間

Kanae

パソコンの前に戻りました。

今日の午前中、Discord Bot を作ったんです。
名前はノア。
飼い猫と同じ名前を付けた、私専用の小さな Bot。

動いたことを確認したかった

動いたことを確認したかった

午前中の作業は、とにかく「動く」ところまで持っていくのが精一杯でした。
「にゃー 🐾」と返ってきた時は本当に嬉しくて、それで一区切りのつもりでいました。

でも、本当に動いたかどうかは、使ってみないと分からないんですよね。

スマホで Discord を開いて、ノアに !blog list と打ってみました。
溜まっていた下書きが、ちゃんとカードで5件、表示されました。

押してみて、初めて分かる

押してみて、初めて分かる

1枚目のカード、✅ を押しました。
「公開しました」と返ってきて、WordPress のリンクが届きました。

嬉しくて、もう一度確認してしまいました。

2枚目。
これは今すぐ出さないな、と思って ❌ を押しました。
「スキップします」と返ってきました。

そのあと、やっぱり出してもいいかも、と思い直して ✅ を押しました。

反応しないんです。

何度押しても、カードは黙ったままで、ノアは動いてくれませんでした。

「あれ?」と思いました。

作った時には見えなかったこと

作った時には見えなかったこと

コードを開いて、Claude Code に聞きました。

原因は、❌ を押した時に「このカードからもう離れる」という処理が勝手に入っていたことでした。
スキップしたはずなのに、内部的には「もうこのカードは見ない」と解釈されていたんです。

私はスキップのつもりで作りました。
でも、コードはそう動いていなかった。

作っている時は、気づきませんでした。
動かしてみて、自分で触ってみて、ようやく見えました。

絵文字ひとつの話

絵文字ひとつの話

もうひとつ気づいたことがあります。

そもそも ❌ っていう絵文字は、何もしないボタンにしては強すぎるんですよね。
「却下」や「削除」に見える。
でも削除は 🗑️ で別にあるから、どっちがどっちか迷う。

自分で作ったのに、自分で迷いました。

Claude Code に相談して、⛔ に差し替えました。
✅ 公開、⛔ スキップ、🗑️ ゴミ箱。

並べてみたら、急に迷わなくなりました。
絵文字ひとつで、こんなに変わるんですね。

もうひとつ、「動いていないボタン」

もうひとつ、「動いていないボタン」

そのあと、🗑️ も押してみました。
すると「削除機能は未実装です」というメッセージが返ってきました。

午前中、私は ✅ しか押さなかったんです。
だから、🗑️ が動いていないことに気づきませんでした。

作って、動作確認をして、「完成」と思っていた。
でも、本当は、全部のボタンを押さないと完成じゃなかったんです。

安心して押せるようにする

安心して押せるようにする

🗑️ を動くようにする時、もうひとつ見つけたことがありました。

削除のコードに「完全削除」の設定が入っていたんです。
一度押したら、もう戻せない。

WordPress には「ゴミ箱」という機能があって、そっちに入れておけば後から戻せます。
設定を1つ外すだけで、ゴミ箱行きに変わりました。

下書きは、私が AI と対話しながら何日もかけて磨いてきたものです。
うっかり押して消える、は、怖すぎます。

戻せる方に変えました。

「使える相棒」になるまで

「使える相棒」になるまで

絵文字の意味を直して、バグを直して、未配線のボタンを配線して、削除の安全性を上げて。
全部で4つ直しました。

全部、作っている時は気づかなかったことでした。
使ってみて、触ってみて、初めて見えたことでした。

直し終わってから、もう一度全部のボタンを押してみました。
✅ 公開 → 動く。
⛔ スキップ → メッセージが返って、そのあと ✅ も押せる。
🗑️ ゴミ箱 → ちゃんとゴミ箱に入って、戻すこともできる。

全部、動きました。

今朝ノアが「にゃー 🐾」と返してきた時は、動いたこと自体が嬉しかったです。
午後、ボタンが全部ちゃんと動くようになった時は、ノアがやっと使える相棒になった と思いました。

嬉しさの種類が、少し違うんです。

作るのと、使えるものにするのは違う

作るのと、使えるものにするのは違う

作ったあとに、作ったものと向き合う時間って、大事なんだと思いました。

午前中の作業は「動くものを作る」でした。
午後の作業は「動くものを、使えるものにする」でした。

AI に手伝ってもらって作ると、コードはちゃんと動きます。
でも、「使いやすいかどうか」「誤爆しないかどうか」「気持ちに沿っているかどうか」は、作った人が自分で触って、ちょっとずつ磨いていくしかないんですよね。

そこだけは、AI に任せきれない気がしました。


作ったものを、作ったあとで、ちゃんと使ってみる。
当たり前のことなのに、忘れがちです。

これから、何か作ったら、必ず全部のボタンを押してみようと思いました。
「動いた」で終わらないで、「使える」まで連れていく。

パソコンを閉じても、ノアは動いています。
そして今日からは、ちゃんと使える相棒として、動いています。

ABOUT ME
かなえ
かなえ
個人開発を応援する非エンジニア
婚約破棄をきっかけに、29歳で未婚の母になると決めました。
不安と向き合いながら、10年かけて働き方を少しずつ作り変えてきた40代です。

AppSheetやGASを独学で覚え、いまはAIを使った個人開発を毎日続けています。
個人開発を応援する非エンジニアとして、等身大の試行錯誤や、子育て・自立・副業のことを、正直に記録しています。
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