「画風」と書いてあるのに、中身は世界観だった
自分で作ったスプレッドシートを開いて、自分で混乱しました。
「画風」という名前のタブがあって、てっきり水彩とかドット絵とか、絵の描き方が並んでいると思って開いたら、入っていたのはサイバーパンクとか夜の街とか、世界観の方でした。
普通、「画風」と言えば描き方を指す気がします。
でもわたしは、いつの間にか「画風」を「世界観」の意味で使っていた。
過去の自分がつけた名前に、今の自分が引っかかったのです。
正しい名前と、分かる名前

最初は「直さなきゃ」と思いました。
「画風」は正しくない、と。
でも考えてみると、誰かに採点される名前ではありません。
これはわたしが、わたしの道具を整理するための名前です。
だったら、世間的に正しいかどうかより、自分が開いた時に迷わないかどうかの方が、ずっと大事なはずでした。
そう思って、「世界観・舞台」と書き換えました。
それだけで、次に開いた時に迷わなくなりました。
機械の方が、合わせてくれる

名前を変えるのをためらっていた理由は、もう一つありました。
「名前を変えたら、裏で動いているプログラムが壊れるんじゃないか」という不安です。
Claude に聞いたら、「タブの名前は自由に変えていい。
中の列の名前で探しているから、表のタブ名が変わっても平気」と返ってきました。
それを聞いて、気持ちが軽くなりました。
わたしが分かりやすい言葉に寄せていい。
機械の方が、こちらに合わせてくれる。
長いあいだ、わたしは逆だと思っていました。
機械に合わせて、決まった名前を、正しくつけなければいけない。
間違えたら動かない、と。
でも、そうとは限らないのですね。
わからないものに、わかる名前をつける

わたしは元々、わからないことが多い人間です。
エンジニアでもないし、専門用語はいまだに、頭の中で何度も言い換えてやっと飲み込みます。
だからこそ、自分の道具には、自分が分かる言葉を置いておきたい。
「これは描き方」「これは世界観」と、開いた瞬間に分かるように。
誰かの正解ではなく、わたしの正解で。
ついでに、表示されている文章が、シートのどの列から来ているのかをまとめたメモも作って、シートに置いておきました。
半年後のわたしは、たぶんまた忘れています。
その時の自分に、そっと渡しておく感じで。
正しい名前を覚えるより、分かる言葉に置き換えていく。
それくらいの気楽さで、これからも自分の道具と付き合っていけたらいいなと思いました。

