婚約破棄された私を救った『傷病手当金』―申請方法や体験談を詳しく伝えます


人間関係のトラブルで心身が疲れ切り、「もう働く気力がない…けど、お金がない…!」という状況に陥ったことはありますか?
今回は、そんな時に私たちを守ってくれる制度について体験談を交えてお話しします。
誰にも頼れなかった私を支えた“知られざる制度”
「もう無理だ」
婚約破棄という予想外の出来事に、妊娠という現実。
思い描いていた未来予想図と乖離する未来。
つわりで苦しみながらも出勤し、職場では陰口を叩かれる日々。
心も体も限界を迎えていた私は、毎日が地獄のようでしたが、
「一人で産んで育てる」と宣言した手前、誰にも助けを求められない状況で
常にお金の不安がつきまとっていました。
「このまま働けなくなったらどうしよう」
「赤ちゃんが生まれたらお金はどうするの?」
こんな不安を抱えながら、四六時中ネットで何か助けになる情報はないかと検索する日々。
(このころに闇バイトがあったとしたら、誘い込まれていたに違いありません…)
果てしないネットサーフィンにおぼれ、辿り着いたのが『傷病手当金』という公的制度です。
実はこの傷病手当金、条件さえ満たせば、いざという時に心身ともに支えてくれる大切な制度なんです。
当時、私は派遣社員としてコロコロと雇用会社が変わっていた状況。
傷病手当金について調べるうちに、制度の条件を満たしていないのではと不安になりました。
勇気を出して上司に相談すると、上司も制度を知らなかったのですが、会社に確認してくれて、受給条件を満たせるよう配慮してくれました。
もしも制度を知らないまま退職していたら…と思うと、本当にゾッとします。
この傷病手当金のおかげで、私は心身を休め、将来への不安を少しでも軽減することができました。
この記事では、私が実際に経験した『傷病手当金』の体験談や制度の概要、申請のポイントなどを詳しくお話しします。
少しでも「働けない状況だけど生活費がない…」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
傷病手当金とはどんな制度?
「傷病手当金ってそもそも何?」
聞いたことはあっても、実際どんな制度か知らない人もいるはず。
これは健康保険制度で定められたあなたの”権利”なんです。
条件を満たしていれば、遠慮せずに使える制度です。
社会保険(協会けんぽや組合けんぽなど)に加入している会社員・派遣社員・契約社員・パートタイマーなどが、病気やケガで働けなくなったときにお金が支給されます。
つまり、「仕事ができないほど辛い状態」のとき、生活を支えてくれる制度なんです。
【概要】
・業務外のケガや病気で働けない場合に支給されます
・国民健康保険の人は基本的に対象外…
【受給対象者】
・社会保険(協会けんぽや組合けんぽなど)に加入している人
・医師から「働けない」と診断された人
・3日間連続で休んで、4日目以降も休む人
・給料がもらえない、または減った人
【支給金額】
・直近12ヶ月の給料平均の約3分の2
【支給期間】
・最長1年6ヶ月
・会社によっては独自制度でさらに延長も
(私は運よく会社の独自制度で3年間も支給してもらえました)

え、本当にお金がもらえるの?

そう、しかも給料の約2/3程度で、私は約14万円ほどでした!

なんでこんなありがたい制度を、誰も教えてくれないの…
あの日の私は本当にそう思いました。
実際に傷病手当金を申請した私の体験談
傷病手当金を申請するまでの私の体験をお伝えします。
診断書をもらうまでの心の葛藤
傷病手当金という制度を知ったのはいいけど、
「心療内科なんて行きづらい…」
「行ったら変な目で見られるんじゃ…」
最初はそんな不安でいっぱいでした。
でも、婚約破棄のショック、職場でのマタハラ、無一文の私…
毎朝トイレで吐き続け、夜は眠れず、職場では息ができなくなる。
もう限界でした。
思い切って自宅から一番近い心療内科を受診すると、優しく話を聞いてくれました。
「うつ状態」という診断。
医師の言葉に、涙があふれました。
「あなたが悪いわけじゃない。無理しなくていいんですよ。」
その言葉で救われた気がしました。
「あぁ…私は本当につらかったんだ…」
マタハラ地獄の日々
つわりがひどく、休憩室で横になっていると、外から聞こえてくる声。
「早く辞めればいいのに」
「自分だけ何食わぬ顔して」
直接言われることはなかったけど、私が近づくと急に黙り、コソコソと陰口。
毎日がストレスの連続。
妊娠という喜びよりも大きい不安も、マザコン彼氏からの婚約破棄も、職場でのマタハラも、お金がないという事実も。
全部一人で抱え込むには、あまりにも重すぎました。
上司という救世主
「実は…傷病手当金を受けたいんですが、条件を満たしているか不安で…」
勇気を出して上司に相談したとき、普段関わりがない上に、大変迷惑をかけている状況で、まさか救われるとは思っていませんでした。
「ちょっと待ってね、確認してみるから」
翌日、上司が笑顔で言いました。
「あと数日だけ足りないみたい。でも大丈夫。調整できるから。応援してるよ!」
その数日間は”在籍”扱いにしてもらい、条件をクリア。
「本当にありがとうございます…!」
涙が止まりませんでした。
人は人に支えられているのだと実感しました。
手続きは意外と簡単だった
実際に申請するとき、どうすればいいの?何を準備すればいいの?と気になりますよね。
手続きは思ったより簡単でした。
- 医師から診断書をもらう
- 「働けない状態」と証明してもらうことが重要です
- 会社から申請書類をもらう
- 人事や総務に「傷病手当金の申請をしたい」と伝えるだけでOKでした
- 必要事項を記入して提出
- 医師の診断書と一緒に提出します
- 待つだけ!
- 約1~2ヶ月後に初めてのお金が振り込まれました
- その後は2か月ごとに継続申請
- 医師の診断書が必要でした
本当にお金が入るのかと、最初は不安でたまりませんでした。
でも実際に振り込まれた時の安心感といったら!
「これで無理して働かなくても大丈夫なんだ…」
その瞬間、長い間締め付けられていた胸のつかえが取れた気がしました。
申請時に注意したいポイントとアドバイス
「知らないことが一番のリスク」
これは本当です。
私が知っておいてよかったポイントをお伝えします。
退職前に確認を!
「イヤだから辞める!」という前に、ちょっと待ってください。
退職してからでは申請できないケースがあります。
【注意ポイント】
- 「退職前」に必ず確認を
- 「雇用期間は足りてる?」「退職前の休職日数などの条件は満たしてる?」
- 診断書は早めに用意
- 病院は予約が必要なことも多いから早めの行動を
- 人事や上司に相談を
- 味方になってくれる人を見つけることはとても大事
- 社会保険(雇用保険・健康保険)の加入状況を確認
- 特に転職を繰り返している人は要注意!
「職場の人間関係が悪くて、だれにも聞けない…」
そんな時は、ハローワークや健康保険組合に電話一本するだけでも状況は変わります。
「怖い…」と思うかもしれませんが、実際は親切にアドバイスしてくれますよ。
私も最初は不安でした。でも、一歩踏み出してよかった。
それが今の私と子どもの生活を支える大きな力になったんですから。

「どうせ無理だろう…」と諦めないで!
おわりに:傷病手当金に救われて
どん底にいた私を救ってくれたのは、知らなければ使えなかった公的制度でした。
傷病手当金という制度に救われて、私が強く感じたことは
「公的な制度はいざというときに私たちを守ってくれる」ということです。
まず制度を知ってほしい。私は全く知らなかったのです。
雇用保険てなに?傷病?きずびょう?って感じだったのです。
私のように、突然の人生の変化で心身が疲弊してしまうことは誰にでも起こりえます。
そんなとき、「知らなかった」というだけで、受けられるはずの支援を受けられないのは本当に残念なことです。
同じような状況で悩んでいる方へ伝えたいのは、
「使えるものはありがたく使わせていただきましょう」ということ。
普段は気にすることもないけれど、公的な制度に守られていると知ってほしいのです。
婚約破棄、未婚の母、マタハラ、無一文…様々な困難がありましたが、
傷病手当金のおかげで立ち直るための時間と余裕を得ることができました。
知らないと損をするのは自分です。
自分の権利をしっかり知って、必要なときに活用することが、自分自身を守ることにつながるのです。
不安なときこそ、闇雲に怪しい情報に頼るのではなく、まずは利用できる制度はないか調べてみることをおすすめします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
このブログでは、これからも私の経験から学んだことをお届けしていきます。
少しでもお役に立てたら嬉しいです♪
また次回の記事でお会いしましょう!